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HI FIVE

研修当日。東京に着くまでに。

2019 12/20
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東京ではじめてお仕事を頂いて

亮さんと2人、東京に向かった朝のことです。

余裕を持って、自宅を出て

8:40ごろJR塚本駅から乗って、

二駅で新大阪駅。

新幹線の出発時刻30分前には新大阪駅に楽勝で着く!!

…予定でした。

ところがどっこい。

JR塚本駅は人人人人人人人。

どうやらその手前で信号機の故障か何かトラブルがあったようで、20分の遅れが出ていました。

朝のラッシュ時間と重なったこともあり

ホームにも乗り切れない人が溢れ

「とてもじゃないけれど、

ホームに上がっていただくことはできません。」

眼鏡をかけた駅員さんが、大きな体を小さくして「お急ぎのところ大変申し訳ございません」

と言ってくださいました。

そんなそんな!

と言いながら、一抹の不安が頭をよぎりました。

間に合うかな。。

車で向かおうか?

でも真っ直ぐ車で向かっても、道もきっとこの時間、混んでいるはず。

間に合ったとしてもギリギリか。。

電車だったら10分もかからないのだけど。

このまま待つか。

それとも見切って車で向かうか。

新幹線のチケット、取り直おそうか。

でも車椅子用で取り直すとなると、

かなり時間も手間もかかります。

できれば予定通りの新幹線に乗りたいのだけど。。。

あれこれ思案している間も、

眼鏡をかけた大きな駅員さんは私たちを気にかけて、

「あと何分で次の電車が来ます」

「次が出たらホームの状況確認しますね。」

何度も状況を知らせにきてくださいます。

「少し空きました。一度ホームに上がりましょう」

時刻は8:55分

新幹線の時間は9:20発

ホームはやはり人人人。

目の前には鮨詰め状態で出発できていない電車が止まっています。

次が来ても、この状態で車椅子は乗れるかどうかは分かりませんでした。

次の電車が入りました。

中から人が降りますが、それも少し。

わずかな人が降りた途端、

ホームの人が車両に一気に流れ込みます。

ダメか。。

そう思った時、駅員さんが大きな声で言いました。

「車椅子の方が乗られます!他の車両に乗ってください!他の車両へ乗ってください!」

スロープをつけながら、何度も叫んで

彼が乗り込めるスペースを確保してくださいました。

「さぁ、どうぞ!!」

お寿司の中になんとか彼と自分を押し込み、

入った!と感じたすぐ後、背中のドアが閉まりました。

あっという間でした。

お礼は言えませんでした。

時計を見たら9:05。

新大阪駅に到着、9:10。

扉が開くと

すでに連絡を受けた駅員さんが

スロープを持ってホームにいてくださいました。

駅員の板野さんは私たちを見つけるや否や

「多分間に合います!ご案内します!」

私たちが乗る新幹線の時間も知ってくださっていました。

「車椅子がとおります。道を開けてください。」

新幹線乗り場まで、スムーズに誘導してくださり、そこからは駅員の森さんが。

そうして私たちは予定通りの9:20発新幹線に無事乗る事ができたのでした。

東京駅についてからも、

ホームで駅員の杉山さんが。

東京メトロ丸ノ内線への乗り換えでは

東さん、藤代さん。

大手町駅では宇留賀さん。

半蔵門駅では松田さん。

皆さんが私たちのはじめての東京へ

導いてくださいました。

車椅子の移動は、正直簡単ではありません。

エレベーターを探して、

端から端へ歩くことも珍しくありません。

昇ったと思ったら、また降りる。

不思議なルートもあります。

はじめての東京。

慣れない乗り継ぎ。

そしてエレベーター移動。

ラッシュ時のアテトーゼの君。

動き続ける足が他の人に当たらないか。

実はこう見えて色んな心配を抱えていた私たちでしたが、

出会ってくださった全ての駅員さんのおかげで

時間内に会場まで、安心して到着することができ、

結果与えていただいた仕事=チャンスは大成功!!

企業様からも大変お喜びの声を頂くことができました。

その結果は、会場に至るまで

こうして私たちを支えてくれた皆さんがいたから

他なりません。

バリアフリー化も進み、

だいぶ便利な世の中になり、

人と人との関わりが希薄になってきた。

よくそんな記事を目にします。

でも、そんなことないなぁって思いました。

仕事だから、と言えばそうかもしれません。

でもそれだけじゃありませんでした。

その理由は「笑顔」です。

全ての方が最初から最後まで

笑顔で私たちに接してくださっていました。

仕事だから。

やらないといけないから。

そう感じているかどうかなんて、私たちも分かります。

人と人。

心と心が、

大阪の塚本駅からはるか

東京の半蔵門駅まで一つの輪で繋がっているようでした。

人って凄いなあ。

人ってあったかいなぁ。

私もそんな人でありたい。

そう思わせてくれた7名の駅員さんとの出会いを通し、胸の中がとても暖かくなった、はじめての私たちの東京でした。

JR塚本駅、新大阪駅、東京駅、東京メトロ丸ノ内線東京駅、大手町駅、半蔵門線半蔵門駅の皆様。

本当に有り難うございました!!

塚本駅には改めて直接お礼に上がらせて頂きたいと思っております(^^)

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畠山 亮夏
1999 年⼤阪市⽣まれ。⽣後10 か⽉時、重度脳性⿇痺と診断。
一般⾼校自立支援コース在学中、「⽣きる教科書プロジェクト=イキプロ。」を考案し、2017 年11 ⽉⼤阪健康福祉短期⼤学介護福祉学科にてゲストスピーカーとして登壇。
2018 年6 ⽉⼀般社団法⼈HI FIVE 設⽴。社会福祉法人及び一般企業での研修、⼤学及び専⾨学校での講師業と並⾏し、YouTube 、TikTokでの発信も積極的に⾏う。チャンネル登録者数は2025年時点で合計6.6人以上。
2024年6月より一人暮らしスタート。現在は一人暮らしを満喫。その様子も配信している。
instagram
畠山 織恵
1979 年大阪府堺市生まれ。講演家・作家・講演家育成プロデューサー。2022年日本ビジネス書新人賞プロデューサー受賞。翌年著書「ピンヒールで車椅子を押す」出版。Amazon部門ランキング1位獲得。現在は講演家として活動。地方自治体、教育機関、企業、個人など「涙と共に生きる力が湧いてくる講演」として講演主催希望者が絶えず、日本中を飛び回っている。
今後はさらに自らのストーリーを語り希望を届ける講演家の育成にも力を注ぐ。
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