受講していただいた研修:ビジネス・リーダーと新入、若年層社員のためのモチベーションアップ研修
ご感想
ご感想を寄せてくださったのは、株式会社クロフーディング
ウェディングプランナー 武田 由香様です。
畠山さん親子と初めてお会いしたのは数年前でした。
今まで障がいを持っている方と接することは何度かありました。
学生時代の友人やお店に来られるお客様、今は職場でも障がいのある方と一緒に働かせていただいています。
でも、今回のように研修という形でお話を伺ったのは初めてでした。また、言葉を聞きとるのも難しい方と接するのも今回が初めてでした。
私は彰がいをお持ちの方に対して差別的な気持ちは全くありません。
ただ、積極的でもありません。
学生時代の障がいを持った友人や、FUKUROのキャストのみなさんに対しては特に何の抵抗もありませんでした。
でも車いすの方や思うように会話のできない方に対しては、どう接していいかわからない=怖いという気持ちが先に出てしまいます。
亮夏さんのことは存じ上げていましたが、実際にお会いするのは今回が初めてでした。
今回の研修で私は少し後ろの席から聞かせていただいていました。
あの席ではなく、レストランスタッフと同じもっと近い位置で会話をする機会があったなら、おそらくものすごく緊張していました。
オープン・クエスチョン、クローズド・クエスチョンの説明後の質問タイム。
亮夏さんの発する一言一言をなんとか聞き取ろうとするものの、なかなかうまくいきません。
聞き取ることができず何度も言葉を発していただくこともありました。
その度に何度も言いたくないかな?嫌かな?と、すごくマイナスに考えている自分がいました。
私は障がいをお持ちの方に対して知識がない・経験がないことを言い訳に、嫌だと思われているかもしれない、迷惑だと思われているかもしれないと、聞いてもいないのに「かもしれない」というだけで悪いほうに考えてしまうところがあります。
今回亮夏さんに対しても先ずその気持ちが出てしまいました。
でも、亮夏さんは研修を通して知ってほしい・学んでほしいと思ってくださっているはずです。
わからなくても積極的に亮夏さんに質問を投げかけるレストランスタッフを見て、亮夏さんに対して怖いと思うこと、消極的になること、諦めてしまうことはすごく失礼なんだと感じました。
そう思い何度も発してくださる言葉を聞いていると、徐々に耳が慣れていきました。
最初はわからなかった言葉もなんとなくわかるようになりました。
慣れることが大事なんです。慣れるためには繰り返すことが必要です。
今までは自分がどうしたいかより、相手にどう思われているかが気になって変に遠慮してしまうことが多くありました。
でも、大事なことは障がいの有無に関わらず、相手のことを知りたいと思うならどんな形でもコミュニケーションをとることだと感じました。
知りたいから聞く、わからないなら何度でも聞く、そうやって自分の心の中にある障害を越えることで初めて相手を理解できるのかなと思いました。
今回の研修では積極的ではなかった自分の気持ちに1歩踏み出すきっかけをいただきました。
貴重なお時間をありがとうございました。