幼い彼が泣くたび、私は怒った。
「泣いてたらもっとわからんやろ!
泣くな!泣かんと言え!」
聞き取れない。
彼の気持ちを分かってあげたいのに、
分かってあげられない。
いやとか、いいとか
気持ちはそれだけじゃないはずなのに、
彼の言葉が聞き取れない。
「いや」なんで嫌なの?理由を教えて
「いい」なんで良いの?理由を聞かせて
なんで嬉しそうなん?
なんで楽しそうなん?
知りたくて伝えるんだけど、
彼は何かを話しかけて、
その後決まって困った顔を私に見せた。
伝えたいんだよね。
分かってあげられなくてごめんね。
何度心の中で謝ったのか数えきれない。
でも、謝ったって彼が悲しくなるだけだから
私は絶対に謝らなかった。
でも、ずっと思っていた。
「本当の君の気持ちを教えて。
本当の君の気持ちが知りたいんだ。」
今までどんな機器も、
麻痺が強い彼は使いこなすどころか、壊す。
力のコントロールができず
空を飛ぶスイッチを私は過去何度か見送った。
何かの意思伝達装置を使用するために身体を固定するも、
全身から汗が吹き出す。
使う前からクタクタだ。
もう、見てられなかった。
大学講師として1人で登壇できる講師になりたい。
「それ、お母さんが言わしてるんじゃない?
お母さんだからわかるのかな?」
そんな風に言われたくない。
ちゃんと、
誰にでも伝わる方法で、自分の気持ちを伝えたい。
そう思って挑戦した手術も効果ほぼなく。
ねぇ、もう良いじゃん。
家族だったらなんとかギリ、君の言葉は伝わるからさ。
そう伝えながら、私は決して彼には言えない言葉を
心の中で呟いていた。
「麻痺が強いんだから、使えなくても仕方ないさ」って。
でもそんな時、ニューロノードに出会った。
「どうせ無理」
もうこれ以上傷つきたくない、傷つけたくない。
そんな思いが、「どうせ無理」と私の耳元で囁いてきた。
それでも、彼がやってみたいという気持ちがあるならば。
そしてニューロノードを試した。
そこから人生が動き出した。
今までいろんな機器に挑戦したけれど、
ことごとくダメだった彼を見てきたからこそ、
私は伝えたい。
決めつけないで。
まずはやってみて。
できるかできないかなんて
やってみないとわかんないよ。って。
可能性があるかもしれない。
だから初めからできないなんて決めつけないで。
ニューロノード大阪体験会は
9月29日日曜日10:00〜15:00
エル・大阪(大阪メトロ天満橋駅徒歩4分)
一人一人じっくり体験してほしいので、6組限定の募集です。
まずは体験して欲しい。
そこから何かが変わるかもしれないから。
本当の子どもたちの言葉を聞く。
その一歩がこの日にあるかもしれません。
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一緒に今日までのママの思いも、
私に聞かせてくれたら嬉しいです。